この世のオカルト的な事象を描くオムニバスドラマの劇場版。ドラマでは描けないショッキングなエピソードもまじえつつ、1話約30分、計4話の現代の怪談が楽しめる。 飛行機の墜落で雪山に取り残された5人を描く極限ホラー『雪山』(矢田亜希子主演)、駒同士が本当に殺しあうチェス戦に巻き込まれるどんでん返しサスペンス『チェス』(武田真治)、討ち入りに迷う大石内蔵助が現代とつながる携帯電話を拾うコミカルな感動作『携帯忠臣蔵』(中井貴一)、結婚前に結婚生活の一切をシミュレートして、思わぬ未来に別れを考えるカップルを描く、共感を呼ぶラブストーリー『結婚シミュレーター』(稲森いずみ)と、まったく異なる4話が次々に展開。映画と思ってみると少々物足りないが、ちょっと感動したり背筋がゾッとしたり、気楽に楽しむにはぴったり。(茂木直美)
雪山と忠臣蔵
雪山は単なるベタな都市伝説的な怖い話を より臨場感あふれるリアルな惨劇に仕上げている。 一見頼りになる人間までもが 狂ってしまうという設定は秀逸だった。 忠臣蔵はコメディ系だけど、 他のチェスや結婚よりは中々深い話だと思う。
雪山。
4篇の物語からなる映画。 ほかの三篇はどうでもいいが、(そもそも映像短編で感動物をやるとたいてい中途半端で気だるいだけで終わる)最初の雪山はまぎれもない傑作。スクエアが出たきた時点でありふれた話だと思ったけど、ごめんなさい、勘違いでした。いやあ、マジで面白かった。
個人的には第4話が好きです。
テレビでは既におなじみになっているタイトルですが、これは一昨年劇場で公開されたものであり、4つの話を一つのストーリーとして観客に見せるために、どの作品もかなり力が入っているのが、観ていて手に取るようにわかります。基本的には、大雨の中、駅で雨宿りをしている人たちの要望で、タモリふんするストーリーテラーが、この作品の中核となっている4つの話を順次紹介していくというものなのですが、映画というメディアだけあって、テレビと違っていずれのストーリーも観ているものを飽きさせることはありません。 怖い話もあり、ユーモアたっぷりの話もあり、それぞれが丁度いい具合にうまく絡み合っていて、2時間があっという間に過ぎてしまったというのが私の率直な感想であり、本当なら星5つにしたいところなのですが、個人的にストーリーテラー役のタモリ自身のことがあまり好きになれない(タモリファンの方には申し訳ないと思っております)ので、あえてこの評価にしました。 それぞれのストーリーについてくわしく話してしまうときっと興味が薄れてしまわれると思われますのでここでは紹介するのを控えさせていただきますが、中でも個人的に推奨したい作品は第4話の「結婚シュミレーター」。 作品自体は30分弱のショートストーリーなのですが、これこそ世にも奇妙な物語というタイトルにふさわしい、私自身はそう強く思っている次第であり、友人にこのDVDを貸すときには、必ずその旨申し添えております。特にこの作品は女性にもお勧めなので・・・・。 ちなみに、私は不覚にも、劇場でこの作品を見たとき、かみさんが隣にいることも忘れて泣いてしまいました。 男性である私が涙を流したということに興味を惹かれた女性の方、是非ともご購入をご検討ください。 第4話だけでも、観る価値は絶対にあると思いますので。
ポニーキャニオン
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